不倫の慰謝料請求を内容証明郵便で送られると家族に知られるのか?
ざっくりポイント
  • 内容証明とは
  • 内容証明を送られると家族に知られるのか
  • 不倫の慰謝料請求の解決方法

目次

【Cross Talk 】相手が内容証明を送ると言っているのですが家族に知られますか?

結婚をしている相手と不倫をしており、それが相手の配偶者に知られてしまいました。配偶者より慰謝料請求をされている状況なのですが、内容証明を送られると家族に知られますか?

家族が内容証明を受け取って中を見てしまう可能性がありますね。早めに対策をしましょう。

どうすればいいですか?是非教えてください。

慰謝料請求を内容証明でされると不倫が知られてしまう?

不倫をして慰謝料請求をされている場合に、内容証明を送られることがあります。この場合、内容証明郵便は書留として渡されるため、家族が受け取って中を開けてしまうと、慰謝料請求をされていることが知られてしまうことがあります。どのような対策が可能かなどについて確認しましょう。

不倫の慰謝料を内容証明郵便で請求されてきた場合家族に知られる?

知っておきたい離婚のポイント
  • 内容証明とは
  • 内容証明を送られてくると不倫をして慰謝料を請求されているのが知られる可能性がある

不倫をしたと慰謝料請求を内容証明でしてきた場合に知られる可能性があるのでしょうか。

内容証明を家族が受け取ってしまって中を開けるようなことがあると知られる可能性があります。

不倫の慰謝料を内容証明郵便で請求されてきた場合、家族に知られるのでしょうか。

内容証明とは

内容証明とは、郵便法に規定されている特殊取扱の郵便物で、送った文書の内容を証明してくれるものです(郵便法48条)。
例えば、民法540条1項は、契約の解除には相手方に意思表示をすることによって行う旨が規定されています。
このような場合に、解除の意思表示を相手に通知したことを証明する必要があり、このような場合に使われるのが内容証明です。
本来は上述したような、意思表示をしたことの証明などに用いられるのですが、その内容が法的な文書として格式張ったものであり、相手に心理的な威圧感を与えることから、本気で各種請求をしようとする場合に用いられることがあります。
不倫で相手に対して慰謝料の請求をする場合に、本気で金銭賠償を求めることを示唆するために、内容証明が用いられることが多くあります。

内容証明が送られてくると家族に知られる可能性がある?

内容証明が送られてくると家族に知られる可能性があります。
内容証明は書留の一種で、自宅に郵便局員が訪問してきて手渡しで行います。
自分がこれを受け取れれば良いのですが、家族がこれを受け取った場合に、内容証明が送られてきて心配で中を見てしまったような場合には知られる可能性が高いです。
場合によっては弁護士の氏名で送られてくることもあるので、このような場合ではより中を見られる可能性が高くなるでしょう。

内容証明の他に家族に知られる可能性があるもの

内容証明の他に家族に知られる可能性があるものとして、

  • 相手が自宅に訪問してくる
  • 裁判を起こされて訴状が自宅に届く

ということが挙げられます。

電話やメールなどで請求をしても埒が開かないと相手が判断した場合、自宅の住所を知っている場合には、自宅に訪問してくる可能性があります。

また、裁判を起こされると、訴状が自宅に送られてきます。
訴状は特別送達という特殊な郵便で送られ、内容証明と同じように直接手渡しされます。
裁判所から送られてくるので、裁判を起こされていることがわかってしまうので、家族に知られてしまう可能性
があります。

内容証明を無視するとどうなるか

内容証明を無視するとどうなるのでしょうか。
内容証明は送った書面の内容を証明してくれるにすぎないため、無視をしたからといって法的に何か生じるわけではありません。

しかし、逆上した相手が上述したように自宅に訪問してきたり、裁判を起こすという行動に出る可能性があります。
家族に知られたくないのであれば、適切に対応する必要があります。

不倫の慰謝料請求の解決方法

知っておきたい離婚のポイント
  • 不倫の慰謝料請求の解決方法
  • 慰謝料請求に応じる必要がある場合と慰謝料の相場

不倫の慰謝料請求をされている場合にはどうやって解決すれば良いのでしょうか。

慰謝料請求についての基本から確認しましょう。

不倫の慰謝料請求はどのように解決すれば良いのでしょうか。

慰謝料の支払い義務

不倫をした場合にどのような場合に慰謝料の支払い義務が発生するのでしょうか。
慰謝料は、不法行為に基づく損害賠償請求として支払う義務があるものです(民法709条)。
そのため、不倫が不法行為といえる場合でなければなりません。
例えば、そもそも配偶者がいることを知らず、知らないことに過失がないような場合には、不法行為にならないため、支払い義務がありません。

不倫の慰謝料の相場

不倫の慰謝料の相場は一般的に50万円~300万円であると言われています。
慰謝料の相場に幅があるのは、不倫の内容によって、受ける精神的苦痛が異なるためです。

例えば、

  • 不倫によって離婚をすることになった
  • 婚姻期間が長い
  • 子どもがいる

などの場合には慰謝料が増額する傾向にあります。

不倫の慰謝料の支払い義務はないと反論する

不倫の慰謝料を請求された場合に、上述したように不倫であることを知らない場合には、不倫の慰謝料の支払い義務はないと反論しましょう。
このときに、支払い義務がないからとって無視するのではなく、相手に支払い義務がないと考えている理由をきちんと伝える、証拠があるような場合では証拠を提出することが重要です。
例えば、既婚者であることを知らなかったと主張する場合には、SNSのやり取りで独身であることを示唆するようなやりとりがある場合に、これを示すようにしましょう。

慰謝料が高すぎる場合

不倫の慰謝料を請求された場合で、慰謝料があまりにも高すぎる場合には、相場よりも高いことを主張します。
慰謝料請求は相手が感情的になっていることもあり、相場よりも遥かに高い金額で請求してくることがあります。
このような場合には、不倫に関する事実関係を明らかにしたうえで、その事実関係をもとに慰謝料の相場を示し、慰謝料が高すぎると主張しましょう。

慰謝料が払えない場合

慰謝料を支払う義務があり、請求されている慰謝料が相場に比べて適切であっても、その金額の支払いができない場合もあります。
この場合には、慰謝料を減額してもらうことや、慰謝料の分割払いを提案してみましょう。
減額や分割払いに応じてくれるかは、相手の任意によるため、誠実にお願いするスタンスで交渉することになります。

まとめ

このページでは、不倫の慰謝料請求を内容証明で送られてくると家族に知られるのか、についてお伝えしました。
内容証明は、自宅に書留として送られてくるので、それを見た家族に知られてしまう可能性があります。
交渉段階で適切に対応して、家族に知られるリスクを減らすようにしましょう。
交渉についてのポイントを知りたい・交渉を任せてしまいたいような場合には、内容証明を送られたり、訴訟を起こされる前に弁護士に相談・依頼するようにしましょう。

この記事の監修者

弁護士 丸井 駿第二東京弁護士会
専門家として冷静な視点を持ちつつ、暖かく寄り添い、ご依頼者様が前を向いて生活する手助けをするため最善を尽くします。