アルバイトでも任意整理をすることは可能!アルバイトであることで不利になることに注意する。
ざっくりポイント
  • アルバイトでも任意整理は可能
  • アルバイトは収入が不安定である分、返済が途切れないようになるべく貯金をする
  • 任意整理することを、いざとなったときに助けてもらえる親族などには話しておく

目次

【Cross Talk 】アルバイトだと自己破産しかない?任意整理は無理ですか?

借金の返済が厳しく、債務整理を検討しています。私はアルバイトなのですが自己破産しかないのでしょうか、任意整理は無理ですか?

任意整理はアルバイトだからできない、正社員のみできる、というわけではなく、毎月の返済ができれば可能です。アルバイトの人が任意整理をするための注意点を一緒に確認しましょう。

よろしくお願いします。

アルバイトでも任意整理は可能!成功のための注意点を確認。

債務整理の一つの方法に任意整理があります。毎月返済が必要なものになるので、アルバイトではできないのではないか?と思う方もいらっしゃいますが、アルバイトでも任意整理は可能です。
ただし、正社員のように収入がしっかりしているわけではないので、注意点があります。

任意整理とはどのような手続きか

知っておきたい残業代請求のポイント
  • 任意整理は裁判所の手続きをとらず、直接債権者と交渉して借金を減額させる方法をいう
  • 債務整理の方法の中でも一番返済すべき金額が多い

任意整理がどのような手続きかを教えてもらっても良いですか?

任意整理は裁判所を通じた手続きをとらず、直接債権者と交渉して借金を減額させる方法です。債務整理の中でも一番自由度が高く手軽に利用できるという特徴を持っていますが、他の手続きよりも支払うべき金額が多いので注意が必要です。

任意整理とは

裁判所を通じた手続きをとらず、直接債権者と交渉して借金を減額させる方法をいいます。
貸金業者から借金をすると、毎月利息をつけて返済する義務があり、返済が遅れると遅延損害金をつけて返済をすることが必要です。

任意整理は、貸金業者と直接交渉をして、元金のみの分割弁済にしてもらい、利息・遅延損害金をカットしてもらいます。

他の手続きと比べた特徴

債務整理には、任意整理の他に自己破産・個人再生という手続きがあります。
自己破産は、裁判所に申し立てをして、借金などの債務を免除してもらうものですが、連帯保証人がいる債務がある場合や、住宅に抵当権などの担保がついている場合に、連帯保証人に請求される・不動産が競売され自宅を失うなどのデメリットもあります。

自己破産と比べると、任意整理は裁判所に申し立てをしないので手軽に行え、連帯保証人がいる債務や、不動産が担保になっている債務がある場合には、これを外して手続きを行うことができます。

個人再生は、自己破産と同じく裁判所に申し立てをして、借金を減額したうえで分割して支払うものになります。住宅が担保となっている住宅ローンを外して手続きを行うことはできますが、それ以外の債務は一律に扱う必要があります。

分割して返済する義務があるという点では、任意整理は個人再生と異ならないのですが、裁判所に申し立てをするわけではないので手軽にできる一方、元金の分割返済までしか交渉できないので個人再生よりも多くの額の支払いが必要となります。

アルバイトが任意整理をすることはできるか

知っておきたい残業代請求のポイント
  • アルバイトも任意整理をすることは可能
  • 返済が途絶えないようにするコツとしては手元にできる限りお金を貯めておくこと

アルバイトでも任意整理は可能ですか?

はい、可能です。ただし、2ヶ月分以上返済が途絶えてしまうと一括請求される可能性があり任意整理が失敗になってしまいますので、なるべくお金を貯めるなどして返済ができなくならないようにするのが成功のコツです。

アルバイトの人が任意整理を成功させるためには、どのようなコツがあるのでしょうか。

任意整理をすること自体は可能

まず、任意整理は毎月の返済をすることが前提の手続きです。
ですので、正社員でも毎月の返済ができない状態であれば利用することはできませんし、アルバイトでも毎月の返済をすることができれば利用することは可能です。
アルバイトであっても任意整理を利用することは可能です。

36回~返済をするためにはできる限り貯金を欠かさない

アルバイトの方が任意整理をするにあたっての注意点としてはどのようなものがあるでしょうか。
任意整理は、元々の借金の契約(金銭消費貸借契約)よりも軽い支払いにしてもらうように、あらたに条件を変えて契約します。

利息や遅延損害金をカットしてもらう、という条件にしてもらう一方で、任意整理後の返済ができなかったときの条件について、多くの場合で2回分以上の支払いができなくなったら、一括請求をすることができることと定められます。
そのため、任意整理後は2回分以上の支払いの遅延をしないようにして、完済をするまで返済を継続する必要があります。

任意整理は長いと36回~60回(3年~5年)という長期にわたって返済を継続する必要があります。
3年の間には、賃貸借契約の更新・身内の冠婚葬祭・自動車の車検・スマートフォンの買い替えなど、急な出費が発生する可能性が高いです。

また、アルバイトをしているとゴールデンウイークや年末年始・連休など、勤務日数が減るようなときに、返済するためのお金が不足しやすいといえます。
任意整理を利用すると、いわゆるブラックリストという状態になり、新たな借り入れをすることができません。

「ブラックOK」というような文言の貸金業者から借り入れをすると実は闇金融で、任意整理の分割返済が続かないどころか、私生活がめちゃくちゃになってしまうこともあります。
なるべくお金を手元に貯めて、急な出費や収入減少に対応できるようにしましょう。

できれば親族には話しておいていざとなった場合に助けてもらう

上述したように、任意整理をした場合には、ブラックリストとなって新たに借り入れをすることができません。
急な出費や収入減で、返済ができない・返済をすると生活ができない、というような局面に陥りやすいです。
任意整理をしたい人の多くは、親族などには内緒にしてほしいという希望があり、実際に内緒で任意整理をする方も多いです。

しかし、そのために返済できなくなってしまうと、また1から債務整理が必要になってしまいます。
親族の中でも何人かには事前に話をしておき、できる限り自分で頑張るけども、いざとなった場合には助けてほしい旨を伝えておき、協力してもらえるようにしておきましょう。

まとめ

このページでは、アルバイトの方でも任意整理が可能なことと、アルバイトの方が任意整理を成功させるためのコツについてお伝えしてきました。
アルバイトの場合には収入が不安定ということがあるので、できる限りお金を貯めながら任意整理をするのが良いでしょう。

この記事の監修者

弁護士 水口 健太
弁護士 水口 健太東京弁護士会
ご依頼者様が抱える悩みを全てお話下さい。今より明るい未来に向かうお手伝いを全力でさせて頂きます。