弁護士法人 東京新宿法律事務所(所在地:東京都新宿区、代表弁護士:中村 得郎、第二東京弁護士会所属)は、60歳以上で遺言書を作ったことがある方を対象に、「遺言準備の実態」についてのアンケート調査を、2026年2月18日~2月21日に行いました。


<背景>

相続の場面では、遺言書の有無がその後の手続きや家族間の話し合いを大きく左右します。一方で、元気なうちは後回しになりやすく、いざ取りかかると書き方や進め方で戸惑う方も少なくありません。そこで今回は、実際に遺言書を作成した方に、準備の時期やハードル、作成後の実感をうかがいました。


<調査サマリー>

・遺言書をはじめて作成したのは「65~69歳」が最多で22.7%

・振り返ると「60~64歳までに作成するのがベスト」と感じた人が最多で21.7%

・ベストな年齢を選んだ理由は「元気なうちなら判断力があり、内容を落ち着いて決められるから」が過半数の58.3%

・作成時のハードルは「書き方・形式不備が不安だった」が最多で21.3%

・作成後に良かった点は「『もしもの時』への不安が減り、気持ちが楽になった」が4割の40.0%


<調査概要>

調査期間:2026年2月18日~2026年2月21日

調査方法:インターネット調査

調査対象:60歳以上で、相続のための遺言書を作成したことがある方

サンプル数:300



遺言書をはじめて作成したのは「65~69歳」が最多で22.7%



「遺言書をはじめて作成した年齢」をたずねたところ、最も多かったのは「65~69歳」で22.7%でした。次いで「60~64歳」が19.7%、「70~74歳」が15.7%、「75~79歳」が15.0%と続いており、60代(60~69歳)で作成した方は合計で42.3%となっています。


一方、70歳以降にはじめて作成した方も合計38.0%にのぼり、実際の作成タイミングは60代後半から70代にかけて幅広く分布していることがわかりました。



振り返ると「60~64歳までに作成するのがベスト」と感じた人が最多で21.7%



「今振り返って、遺言書は何歳までに作成しておくのがベストだと感じるか」という質問では、「60~64歳」と答えた方が21.7%で最多となりました。次いで「65~69歳」が20.7%、「70~74歳」が18.7%と続いています。


「60代までに作成するのがベスト」と考える方は合計42.3%となった一方、「70歳以上」と答えた方も合計43.7%にのぼり、「遅くとも70代までには」と考える方も少なくないことがわかります。



ベストな年齢を選んだ理由は「元気なうちなら判断力があり、内容を落ち着いて決められるから」が過半数の58.3%



ベストな年齢を選んだ理由については、「元気なうちなら判断力があり、内容を落ち着いて決められるから」が58.3%と過半数を占めました。次いで「状況が変わったら見直せるので、まずは早めに作成するのが良いから」が9.3%、「家族(配偶者・子どもなど)と話し合える時間があるうちに決めたいから」が8.7%と続きます。


上位の回答からは、「判断力があるうちに決めておきたい」「まず作成して、必要があれば見直したい」という考え方が多いことがうかがえます。



作成時のハードルは「書き方・形式不備が不安だった」が最多で21.3%



遺言書作成時のハードルについては、「書き方・形式不備が不安だった」が21.3%で最多となりました。次いで「何から始めればよいかわからなかった」が19.0%、「作成が面倒・時間がかかった」が14.0%となっています。


「書き方の正しさ」と「最初の一歩」で迷う方が多い結果となり、手順を整理した情報やチェックポイントがあると、動き出しやすくなりそうです。



作成後に良かった点は「『もしもの時』への不安が減り、気持ちが楽になった」が4割の40.0%



遺言書を作成して良かった点については、「『もしもの時』への不安が減り、気持ちが楽になった」が40.0%で最多となりました。次いで「家族に自分の意思を伝えられたと感じた」が17.7%、「自分の考えや人生の整理ができた(終活の一環になった)」が11.7%となっています。


「手続きのため」だけでなく、「気持ちの整理」や「安心感」といった心理的な価値を実感している方も多いことがわかります。



まとめ

今回の調査では、遺言書をはじめて作成した年齢は65~69歳が最多だった一方、振り返ると「60~64歳までに作成するのがベスト」と感じる方が最も多い結果となりました。理由としては「判断力があるうちに落ち着いて決められる」が過半数を占め、早めに準備したいという意識がうかがえます。また、作成時には「書き方への不安」「何から始めればよいかわからない」が上位となり、初動の情報不足が障壁になっているようです。それでも作成後は「不安が減った」との声が最多で、準備が安心感につながっている様子が見えてきました。


東京新宿法律事務所では、遺言・相続に関する初回無料相談を実施しており、遺言書作成の進め方や必要事項をわかりやすくご案内いたします。また、相続発生後の手続きについても、必要書類の収集から遺産分割協議書の作成、相続税の申告まで一括でサポートする「相続手続きパック」をご用意しています。迷う前に、まずはお気軽にご相談ください。

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