弁護士法人 東京新宿法律事務所(所在地:東京都新宿区、代表弁護士:中村 得郎、第二東京弁護士会所属)は、45歳以上で相続人として相続に関わった経験があり、かつ遺産分割で意見が衝突した経験のある方を対象に、「意見衝突しやすい遺産」に関する調査を、2026年4月13日~4月16日に実施しました。


<背景>

相続トラブルは、遺産の総額だけでなく、「どの財産をどう分けるか」という具体的な場面で表面化しやすいテーマです。特に、不動産のように分割が難しい財産や、預貯金のように公平感が問われやすい財産は、親族間で認識のずれが生じやすい傾向があります。そこで今回は、実際に遺産分割で意見が衝突した経験のある方を対象に、争点となりやすい財産と、解決・予防のヒントを探りました。


<調査サマリー>

・意見衝突の対象は「不動産」が67.7%で最多、「預貯金・現金」が59.3%で続く

・意見衝突した理由の最多は「分割しにくさ」で26.0%、次いで「評価額」が14.0%

・意見衝突後の対応は「家族・親族間での話し合い」が49.0%で最多、「専門家への相談」が40.3%で続く

・「全員が納得する形で円満に解決」は24.3%にとどまり、75.7%は課題を残す結果に

・事前に対応しておくべきことは「遺言書作成」25.7%、「早期の専門家相談」23.3%、「生前の家族間対話」23.0%が上位


<調査概要>

調査期間:2026年4月13日~2026年4月16日

調査方法:インターネット調査

調査対象:45歳以上で相続人として相続に関わり、遺産分割で意見が衝突したことがある方

サンプル数:300



意見衝突の対象は「不動産」が67.7%で最多、「預貯金・現金」が59.3%で続く



遺産の分け方で意見が衝突した財産は、「不動産(自宅・土地・収益物件など)」が67.7%で最も多く、「預貯金・現金」が59.3%で続きました。以下、「有価証券」が21.3%、「生命保険金・退職金」が14.3%、「事業用資産」が3.7%となっています。


上位2項目が突出しており、相続トラブルは不動産と現金系の資産を中心に起こりやすい傾向がうかがえます。



意見衝突した理由の最多は「分割しにくさ」で26.0%、次いで「評価額」が14.0%



意見が衝突した理由として最も多かったのは、「分割しにくい財産だった」で26.0%でした。次いで「評価額で意見が分かれた」が14.0%、「誰が使う・住むかで対立した」が12.7%となっています。


相続トラブルは、財産の有無だけでなく、「分けにくさ」「公平感」「利用の継続をめぐる認識の違い」から生じやすいことがわかります。



意見衝突後の対応は「家族・親族間での話し合い」が49.0%で最多、「専門家への相談」が40.3%で続く



意見衝突後の対応については、「家族・親族間で話し合いを行った」が49.0%で最多となりました。次いで「弁護士・司法書士・税理士などの専門家に相談した」が40.3%となっており、当事者間だけでは整理が難しいケースも少なくないことがうかがえます。


一方で、「特に何もしなかった(放置している)」と回答した方も11.3%みられました。



「全員が納得する形で円満に解決」は24.3%にとどまり、75.7%は課題を残す結果に



対応の結果については、「全員が納得する形で円満に解決した」と答えた方は24.3%にとどまりました。最多は「一部の人が納得できないまま、なんとか解決した」で29.0%。「解決に時間がかかったが、最終的に決着した」が17.3%、「親族・家族関係が悪化したまま解決した」も17.3%と、一定数みられます。


円満解決以外が75.7%を占めており、相続トラブルは解決後にも課題を残しやすい傾向がうかがえます。



事前に対応しておくべきことは「遺言書作成」25.7%、「早期の専門家相談」23.3%、「生前の家族間対話」23.0%が上位



振り返って「行うべきだった対応」については、「被相続人が生前のうちに遺言書を作成しておくべきだった」が25.7%で最多となりました。次いで「早い段階から専門家に相談すべきだった」が23.3%、「生前に家族と相続についてしっかりと話しておくべきだった」が23.0%と、上位3項目に大きな差は見られませんでした。


相続トラブルの予防には、生前の準備と早期の専門家相談が重要となる可能性が示唆されます。



まとめ

今回の調査では、相続で意見が割れやすい財産として「不動産」「預貯金・現金」が上位に挙がり、その背景には分割のしにくさや評価額の捉え方の違いがあると考えられます。対応としては親族間での話し合いが中心ですが、4割が専門家に相談しており、当事者だけでは整理しきれない場面も少なくありません。また、円満に解決したケースは24.3%にとどまり、解決後にも課題が残りやすい実態が見えてきました。生前の遺言書作成、家族間での対話、早期の専門家相談が、相続トラブルの予防や負担軽減のカギになりそうです。


東京新宿法律事務所では、相続に関するご相談を承っております。初回相談は無料で、状況に応じた進め方をご案内します。遺産分割協議や相続人間の交渉など、複雑になりやすい相続問題について、早い段階から整理を進めたい方は、お気軽にご相談ください。

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