
弁護士法人 東京新宿法律事務所(所在地:東京都新宿区、代表者弁護士:中村 得郎、第二東京弁護士会所属)は、相続を経験した全国の40歳~70歳の男女を対象に、「『想像していた相続』と『実際の相続』の違いに関する調査」を行いました。本調査では、相続を経験した人が手続き前に思い描いていたイメージと、実際の相続との間に生じた“ギャップ”に加え、経験を経て得られた気づきや、これから相続に臨む人へ伝えたい備えなどを尋ねています。
<背景>
いわゆる「団塊の世代」がそろって75歳以上に達し、親世代から子世代への大規模な資産の引き継ぎ、すなわち「大相続時代」が本格的に到来しつつあります。相続は多くの人にとって、人生でそう何度も経験するものではなく、いざ当事者になるまで全体像をつかみにくいのが実情です。そのため、頭の中で想像していた相続と、現実に向き合った相続との間に大きな隔たりが生まれ、予想を上回る負担に戸惑う人も珍しくありません。こうした背景を踏まえ、弁護士法人 東京新宿法律事務所では、相続を経験した全国の男女を対象に本調査を実施しました。
<調査サマリー>
・相続経験者の6割近くが、想像していたよりも相続は「大変だった」と感じている
・相続を始める前に「十分に備えができていた」人はわずか2.7%で、多くが準備不足のまま相続に直面している
・想像と実際とで「差が大きかった」と感じる面は、主に「必要書類の収集の手間」や「手続きの量・煩雑さ」
・相続経験を通じて、「生前からの話し合い」や「早めの準備」の大切さを実感する人が多い
・これから相続を迎える人に最も勧めたい備えは「親が生前のうちに財産の全体像を把握・共有しておく」
<調査概要>
調査期間:2026年7月21日~2026年7月22日
調査方法:インターネット調査
調査対象:相続を経験した全国の40歳~70歳の男女
サンプル数:300
相続経験者の6割近くが、想像していたよりも相続は「大変だった」と感じている

はじめに、「相続を経験する前に想像していた相続と、実際に経験した相続とで、全体としてどの程度の違いがあったか」という質問を投げかけました。回答は、「想像していたよりも、少し大変だった」が30.0%で最も多く、次いで「想像していたとおりで、ほとんど違いはなかった」が27.0%、「想像していたよりも、ずっと大変だった」が26.3%と続きます。“大変だった”とする2つの回答(少し・ずっと)を合わせると56.3%に達しました。
以上のことから、相続経験者の6割近くが、想像していたよりも相続は大変だったと感じている実態が明らかになりました。
相続を始める前に「十分に備えができていた」人はわずか2.7%で、多くが準備不足のまま相続に直面している

続いて、「相続を始める前、相続に対してどの程度『備え(知識や心構え)』ができていたと感じるか」を尋ねました。最も多かったのは「ある程度は備えができていた」で31.0%、次いで「あまり備えができていなかった」が27.0%、「どちらともいえない」が20.7%という順です。注目すべきは、「十分に備えができていた」と答えた人がわずか2.7%にとどまった点で、「あまり備えができていなかった」「まったく備えができていなかった」を合わせると45.7%に上りました。
この結果から、多くの人が十分な準備が整わないまま相続に直面している状況が浮かび上がりました。
想像と実際とで「差が大きかった」と感じる面は、主に「必要書類の収集の手間」や「手続きの量・煩雑さ」

さらに、「想像していた相続と実際の相続とで、『差が大きかった』と感じる面」について質問したところ、「必要書類(戸籍・残高証明など)の収集の手間」が27.3%で1位、「手続きの量・煩雑さ」が23.0%で2位、「手続きにかかった期間の長さ」が12.3%で3位となりました。
上位2つを合算すると5割を超えており、事前のイメージとの隔たりは、書類集めや手続きの多さといった“実務面”に色濃く表れていることがわかりました。
相続経験を通じて、「生前からの話し合い」や「早めの準備」の大切さを実感する人が多い

また、「相続を実際に経験したことで、相続に対する考え方や意識がどのように変化したか」を尋ねたところ、「生前から家族・親族と話し合っておくことの大切さを実感した」が19.7%で最多となりました。以下、「相続の準備・情報収集は早めに始めるべきだと考えるようになった」が19.0%、「自分自身の相続(次の世代への準備)についても考えるようになった」が16.0%と続きます。
これらの回答から、実際の相続を経験したことで、生前の家族・親族との話し合いや早めの準備の重要性を実感する人が多いことが明らかになりました。
これから相続を迎える人に最も勧めたい備えは「親が生前のうちに財産の全体像を把握・共有しておく」

最後に、「これから相続を迎える人に対して、事前の備えとして『最も勧めたい』もの」を尋ねました。すると、「親が生前のうちに財産の全体像を把握・共有しておく」が37.3%と群を抜いて多く、「相続手続きの流れや期限を事前に調べておく」の17.7%、「必要書類や手続きの窓口を早めに整理しておく」の13.3%を大きく引き離しました。
1位が突出したこの結果から、経験者が最も勧めたい備えは“親が元気なうちに財産の全体像を把握・共有しておくこと”であり、財産情報の「見える化」が重視されていることがうかがえます。
まとめ
今回の調査からは、相続経験者の6割近くが想像していたよりも相続は大変だったと感じており、その差がとりわけ大きかったのは「必要書類の収集の手間」や「手続きの量・煩雑さ」といった実務面であることがわかりました。加えて、相続を始める前に「十分に備えができていた」人はわずか2.7%にとどまり、多くの人が準備不足のまま相続に臨んでいる実情も見えてきました。その一方で、相続を経験した人の多くは「生前からの家族・親族との話し合い」や「早めの準備」の大切さを実感しており、これから相続を迎える人に最も勧めたい備えとして「親が生前のうちに財産の全体像を把握・共有しておく」が突出しています。 一連の結果は、相続が事前の想像を超えて手続きの負担が重く、その要因の多くが“準備不足”にあることを示しています。
弁護士法人 東京新宿法律事務所では、こうした相続手続きにともなう時間的・精神的な負担を和らげるため、「相続手続きパック」をご用意しています。専門的な知識が必要となる書類の収集から、遺産分割協議書の作成、不動産登記、相続税申告に至るまで、法律・税務の専門家が相続の全工程をワンストップで代行。手続きに要する時間を短縮し、「何から始めればよいのかわからない」という不安にお応えします。費用体系も明瞭で、相続が初めての方も安心してご相談いただけます。


