弁護士法人 東京新宿法律事務所(所在地:東京都新宿区、代表者弁護士:中村 得郎、第二東京弁護士会所属)は、地方の実家の相続手続きを経験したことがある40代以上の男女を対象に「地方の相続問題」に関する調査を実施しました。この調査から、地方の相続問題に関することが明らかになりました。
<背景>
少子高齢化や人口減少が進む日本では、地方にある実家の相続が新たな社会課題として注目されています。特に2024年4月から相続登記が義務化されたことにより、相続を放置できない状況となりました。しかし、不動産価値の低さや手続き上の物理的な負担など、都市部とは異なる課題を抱える“地方の相続”では、対応に苦労するケースも少なくありません。そこで、弁護士法人 東京新宿法律事務所は、地方に実家を持つ40代以上の方を対象に、「地方の相続問題」に関する調査を実施しました。
<調査サマリー>
・地方の実家の相続を経験したことがある40代以上の男女の半数以上が、相続手続きで「苦労した」と回答
・地方の実家の相続手続きで、苦労した点のトップ3は、1位「知識がなく不安が強かった」、2位「書類の収集・作成に時間がかかった」、3位「手続きが複雑でわかりにくかった」
・地方特有の相続問題で主に直面したことは、「実家が遠方で通うのに負担があったこと」や「不動産に資産価値がほとんどなかったこと」
・地方の実家の相続手続きで、苦労した40代以上の男女の6割弱が、弁護士や税理士などの専門家のサポートを受けたと回答
・相続手続きにおいて、弁護士や税理士などの専門家に依頼したことで、得られた主なメリットは、「手続きがスムーズに進んだこと」、「ミスや漏れがなく安心できたこと」
・地方の実家の相続手続きで、苦労しなかった40代以上の男女の4割強が、相続手続きにおいて、弁護士や税理士などの専門家のサポートを受けたと回答
・地方の実家の相続手続きに苦労しなかった主な理由は、「相続人間での話し合いがスムーズだったため」や「相続人が少人数だったため」
<調査概要>
調査期間:2025年4月21日~4月23日
調査方法:インターネット調査
調査対象:地方の実家の相続手続きを経験したことがある40代以上の男女
調査人数:330名
モニター提供元:RCリサーチデータ
地方の実家の相続を経験したことがある40代以上の男女の半数以上が、相続手続きで、「苦労した」と回答
まず、「地方の実家の相続手続きで、苦労はしたか」を尋ねる設問への回答では、1位が「やや苦労した」で34.2%、2位が「あまり苦労しなかった」で31.5%、3位が「非常に苦労した」で20.3%という結果になりました。1位と3位の回答を合計すると回答率50%を超える形となり、この結果から、地方の実家の相続を経験したことがある40代以上の男女の半数以上が、相続手続きで、苦労したと回答していることが明らかになりました。

地方の実家の相続手続きで、苦労した点のトップ3は、1位「知識がなく不安が強かった」、2位「書類の収集・作成に時間がかかった」、3位「手続きが複雑でわかりにくかった」
次に、地方の実家の相続手続きで、苦労した(非常に苦労した、やや苦労した)と回答された方を対象に「地方の実家の相続手続きで、どのような点に苦労したか」を尋ねる設問への回答では、1位が「知識がなく不安が強かった」で48.3%、2位が「書類の収集・作成に時間がかかった」で47.2%、3位が「手続きが複雑でわかりにくかった」で43.3%という結果になりました。この結果から、相続手続きで苦労した点は、相続に関する知識や経験が少ないことに起因する回答が上位に並ぶ形になりました。

地方特有の相続問題で主に直面したことは、「実家が遠方で通うのに負担があったこと」や「不動産に資産価値がほとんどなかったこと」
続いて、地方の実家の相続手続きで、苦労したと回答された方を対象に「地方特有の相続問題でどのようなものに直面したか」を尋ねる設問への回答では、1位が「実家が遠方で通うのに負担があった」で36.7%、2位が「不動産に資産価値がほとんどなかった」で25.0%、3位が「地元に信頼できる専門家が見つからなかった」で24.4%という結果になりました。この結果から、地方特有の相続問題で主に直面したことは、「実家が遠方で通うのに負担があったこと」や「不動産に資産価値がほとんどなかったこと」であることがわかりました。

地方の実家の相続手続きで、苦労した40代以上の男女の6割弱が、弁護士や税理士などの専門家のサポートを受けたと回答
また、地方の実家の相続手続きで、苦労したと回答された方を対象に「相続手続きにおいて、弁護士や税理士などの専門家のサポートを受けたか」を尋ねる設問への回答では、1位が「はい」で55.0%、2位が「いいえ」で45.0%、という結果になりました。この結果から、地方の実家の相続手続きで、苦労した40代以上の男女の6割弱が、弁護士や税理士などの専門家のサポートを受けたということが明らかになりました。

相続手続きにおいて、弁護士や税理士などの専門家に依頼したことで、得られた主なメリットは、「手続きがスムーズに進んだこと」、「ミスや漏れがなく安心できたこと」
次に、相続手続きにおいて、弁護士や税理士などの専門家のサポートを受けた方を対象に「相続手続きにおいて、弁護士や税理士などの専門家に依頼したことで、主にどのようなメリットを感じたか」を尋ねる設問への回答では、1位が「手続きがスムーズに進んだ」で47.5%、2位が「ミスや漏れがなく安心できた」で43.4%、3位が同率で「不安やストレスが軽減された」と「時間と手間を大幅に省けた」で41.4%という結果になりました。4位以降も20%以上の回答率のことから、相続手続きにおいて、弁護士や税理士などの専門家に依頼したことで、得られたメリットは多岐に渡ることがわかりました。

地方の実家の相続手続きで、苦労しなかった40代以上の男女の4割強が、相続手続きにおいて、弁護士や税理士などの専門家のサポートを受けたと回答
次に、地方の実家の相続手続きで、苦労しなかった(あまり苦労しなかった、まったく苦労しなかった)と回答された方を対象に「相続手続きにおいて、弁護士や税理士などの専門家のサポートを受けたか」を尋ねる設問への回答では、1位が「いいえ」で56.7%、2位が「はい」で43.3%という結果になりました。この結果から、地方の実家の相続手続きで、苦労しなかった40代以上の男女の4割強が、相続手続きにおいて、弁護士や税理士などの専門家のサポートを受けたということがわかりました。

地方の実家の相続手続きに苦労しなかった主な理由は、「相続人間での話し合いがスムーズだったため」や「相続人が少人数だったため」
調査の最後、地方の実家の相続手続きで、苦労しなかったと回答された方を対象に「地方の実家の相続手続きに苦労しなかった理由は何か」を尋ねる設問への回答では、1位が「相続人間での話し合いがスムーズだったため」で53.3%、2位が「相続人が少人数だったため」で48.0%、3位が「弁護士や税理士などの専門家に依頼したため」で25.3%という結果になりました。この結果から地方の実家の相続手続きに苦労しなかったのは、「相続人間での話し合いがスムーズだったため」や「相続人が少人数だったため」といったことを理由とする人が多いことがわかりました。

まとめ
調査結果から、地方の実家の相続を経験したことがある40代以上の男女の半数以上が、相続手続きで苦労したということが明らかになり、相続手続きで苦労した点は、相続に関する知識や経験が少ないことに起因することが上位の回答に並ぶ形になりました。さらに、地方の実家の相続手続きで苦労したと回答された方が直面した主な地方特有の相続問題は、「実家が遠方で通うのに負担があったこと」や「不動産に資産価値がほとんどなかったこと」であることがわかりました。また、地方の実家の相続手続きで苦労した40代以上の男女の6割弱が、弁護士や税理士などの専門家のサポートを受けたということが明らかになり、相続手続きにおいて弁護士や税理士などの専門家のサポートを受けたことで、得られたメリットは多岐に渡ることがわかりました。一方で、地方の実家の相続手続きで苦労しなかった40代以上の男女の4割強が、相続手続きにおいて弁護士や税理士などの専門家のサポートを受けたと回答しており、地方の実家の相続手続きに苦労しなかったのは、「相続人間での話し合いがスムーズだったため」や「相続人が少人数だったため」といったことを理由とする人が多いことがわかりました。
本調査の結果から、地方の実家の相続手続きを経験したことがある40代以上の男女の半数以上が、相続手続きで「苦労した」ことが明らかになりました。弁護士法人 東京新宿法律事務所が展開する「相続手続きパック」は、相続に関わるすべての手続きを一括でサポートするサービスです。相続手続きに不安を抱える方々に、専門の弁護士による安心のサポートを提供しています。