弁護士法人 東京新宿法律事務所(所在地:東京都新宿区、代表者弁護士:中村 得郎、第二東京弁護士会所属)は、相続手続きを経験した30代~60代の男女を対象に「相続手続きにおける家族トラブル」に関する実態調査を実施しました。この調査から、相続手続きを経験した30代~60代の男女の相続手続き時に取った選択や、相続手続きの際に家族トラブルが発生した割合などが明らかになりました。


<背景>

近年、日本の高齢化の進行や相続税の高さが話題になり、「相続」は多くの家庭にとって身近なテーマとなっています。特に、2023年の税制改正では、生前贈与の加算期間が7年に延長されるなど、相続手続きの選択肢や判断に影響を与える制度改定も行われています。また、「単純承認」「限定承認」「相続放棄」など選択肢も多く、遺産分割や手続きの進め方をめぐって家族間でトラブルが起こるケースも少なくありません。多くの人にとって、相続は人生で数回あるかないかの経験であり、不慣れな手続きや判断に直面する中で心理的なストレスを抱える方も多いと考えられます。そこで、弁護士法人 東京新宿法律事務所は、相続手続きを経験した30代〜60代の男女を対象に、「相続手続きにおける家族トラブル」に関する実態調査を実施しました。


<調査サマリー>

・相続手続きを経験した30代~60代の男女の7割以上が、相続手続きで「単純承認」を選択している

・主に相続の対象となった財産は「現金・預貯金」や「不動産(土地・建物)」

・相続手続きを経験した30代~60代の男女の2割以上が、相続手続きの際に家族間でのトラブルを経験している

・相続手続きの際に家族間でトラブルが発生した原因として最も多いのは「財産の分け方についての意見の対立」

・相続手続きを経験した30代~60代の男女が、相続手続きの中でストレスを感じた場面は主に「必要書類の収集・記入」や「金融機関や役所などでの手続き」


<調査概要>

調査期間:2025年6月18日~6月20日

調査方法:インターネット調査

調査対象:相続手続きを経験した30代~60代の男女

調査人数:330名

モニター提供元:RCリサーチデータ


相続手続きを経験した30代~60代の男女の7割以上が、相続手続きで「単純承認」を選択している

まず、「あなたが相続手続きで取った選択」を尋ねる設問への回答では、1位が「単純承認(全ての遺産をそのまま相続)」で71.5%、2位が「相続放棄(すべての遺産を放棄)」で18.8%、3位が「限定承認(プラスの財産の範囲内で負債を引き継ぐ)」で8.2%という結果になりました。この結果から、相続手続きを経験した30代~60代の男女の7割以上が、相続手続きで「単純承認」を選択していることが明らかになりました。


主に相続の対象となった財産は「現金・預貯金」や「不動産(土地・建物)」

次に、「相続の対象となった財産」を尋ねる設問への回答では、1位が「現金・預貯金」で73.9%、2位が「不動産(土地・建物)」で60.6%、3位が「生命保険金(死亡保険金)」で32.1%という結果になりました。この結果から、主に相続の対象となった財産は「現金・預貯金」や「不動産(土地・建物)」であることがわかりました。


相続手続きを経験した30代~60代の男女の2割以上が、相続手続きの際に家族間でのトラブルを経験している

続いて、「相続手続きの際、家族間でのトラブル(対立・言い争い・疎遠など)は発生したか」を尋ねる設問への回答では、「発生しなかった」が77.0%、「発生した」が23.0%という結果になりました。この結果から、相続手続きを経験した30代~60代の男女の2割以上が、相続手続きの際、家族間でのトラブルを経験していることが判明しました。


相続手続きの際に家族間でトラブルが発生した原因として最も多いのは「財産の分け方についての意見の対立」

また、相続手続きの際に家族間でのトラブルが発生したと回答した人を対象に「家族間でトラブルが発生した原因」を尋ねる設問への回答では、1位が「財産の分け方についての意見の対立」で54.0%、2位が「感情的なしこりや過去の関係性の影響」で36.8%、3位が「財産の全体像が共有されていなかった」で29.0%という結果になりました。この結果から、相続手続きの際に家族間でトラブルが発生した原因として最も多いのは「財産の分け方についての意見の対立」であることが明らかになりました。


相続手続きを経験した30代~60代の男女が、相続手続きの中でストレスを感じた場面は主に「必要書類の収集・記入」や「金融機関や役所などでの手続き」

調査の最後、「相続手続きの中で、最もストレスを感じた場面」を尋ねる設問への回答では、1位が「特にストレスは感じなかった」で24.2%、2位が「必要書類の収集・記入」で20.0%、3位が「金融機関や役所などでの手続き」で14.8%という結果になりました。この結果から、相続手続きで特にストレスは感じなかった人が最も多かったものの、「必要書類の収集・記入」や「金融機関や役所などでの手続き」といった場面でストレスを感じた人も一定数いることがわかりました。


まとめ

今回の調査により、相続手続きを経験した30代~60代の男女の7割以上が、相続手続きで「単純承認」を選択しており、主に相続の対象となった財産は「現金・預貯金」や「不動産(土地・建物)」であることが明らかになりました。また、相続手続きを経験した30代~60代の男女の2割以上が、相続手続きの際に家族間でのトラブルを経験しており、相続手続きの際に家族間でトラブルが発生した原因として最も多いのは「財産の分け方についての意見の対立」であることがわかりました。尚、相続手続きを経験した30代~60代の男女が、相続手続きの中でストレスを感じた場面は主に「必要書類の収集・記入」や「金融機関や役所などでの手続き」であることが明らかになりました。

本調査の結果から、相続手続きを経験した30代~60代の男女の2割以上が、手続きの際に家族間でのトラブルを経験していることが明らかになりました。弁護士法人 東京新宿法律事務所が展開する「相続手続きパック」は、相続に関わるすべての手続きを専門の弁護士が一括でサポートするサービスで、相続人同士のトラブルを避けるためのアドバイスも提供しております。

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